こけス製作風景

こけス製作者の今(コン)と申します。よろしくお願いします。

8畳ほどの作業部屋で、退職後の趣味として楽しみながら毎日製作しています。

駒の木地は、富山県の木工所にお願いして、機械加工で作ってもらっています。

線引き等の彩色には、ミニ旋盤を使用しています。

1セット/1.5日位で作っています。

こちらの動画は、海外向けネット販売をしてくださっている、SELECT  JAPNさんが投稿したものです。

駒のサイズはキングが8cm、イーン7cm、ビショップ6.5cm、ナイト6cm、ルーク5.5cm、ポーン5cmになっています。1セット/32駒です。

駒材質:カバ [別名]マカンバ

 

 

 

行程① 研磨

機械加工で送られてきた木地を仕上げ研磨します。曲面用布やすり#240番と#400番で仕上げています。

粉じん防止として掃除機のノズルを設定しています。

行程② 下処理

水性サンディングシーラーを使いニスを塗るための下塗りをしています。

これによって、高い平潤性が得られピカピカの表面仕上げになります。

 

その後、3Mスポンジ研磨剤を使用し生地の仕上げをしています。

行程③ ロクロ線彩色

アクリルガッシュを使用しています。

ミニ旋盤を使い、駒の台座の部分を三つづめで加え、芯を出してから、線を引きます。

台座部分は、丸棒に駒底にあけた穴を差し込み、回転させ塗ります。

 

行程④ 顔描き

顔描きはさすがに緊張します。1日の午前中で静かな環境で描きます。うまくいかないときは描くのをあきらめます。

まだ、なかなか気に入った顔を描くことができませんが、仕上がり次第にかわいくなっていきます。

目鼻→髪→リボン→口の赤→ほっぺの薄赤

行程⑤ りんご描き

定番商品にはりんご描きはしませんが、りんごVrにはりんごを描き入れています。

行程⑥

まず顔のにじみ防止のためにスプレーニスを使用。後、アクリル樹脂塗料で色のにじみを防ぎます。

不織布研磨剤で重ね塗りのための研磨仕上げをし、耐水性を増すために水性ウレタンニスを二度塗をしています。 

完成品です。

完成品です。

キング2個、クイーン2個、ビショップ4個、ナイト4個、ルーク4個、ポーン16個、合計32個の駒になります。

ゲーム盤は風呂敷型で、ポリエステル(のぼり旗生地)で大きさは60cm×60cmです。結んだ端は多少しわができますがゲームに支障はありません。